大相撲５月場所その３

大相撲５月場所も昨日で終わりました。史上初の平幕同士の優勝決定戦の末、旭天鵬が最年長で初優勝を果たしました。稀勢の里関は残念ながら把瑠都に負けてしまい、優勝決定戦にも進めずに悲願の初優勝を逃してしまいました。

今場所も場所前から千葉まで調整に行きましたが、暴飲暴食をひかえたり、いい状態で稽古も行い優勝を見据えて準備は出来ていました。僕自身も優勝できる。と確信していましたが、終盤になり優勝が現実味を帯びてきた辺りから目に見えない重圧に押し潰されそうになっていました。適当な人間なら優勝出来ていたと思います。真面目に稽古しているからこそ、また大関のプライドなどもプレッシャーとしてのしかかっていたと思います。僕も木曜に急遽千葉に行ったりとバタバタでした。
週末はボートの大会で埼玉に滞在していましたが、稀勢関も連日埼玉まで調整に来ていました。
最終的には体や技術の問題ではなく、心の問題という事はわかっていましたが、どんな言葉をかけていいのか分からず、僕自身も本当に苦しい、辛い経験になりました。
最終的に体調を崩してしまい、昨日は両国国技館へ行く事も出来ませんでした。

大関挑戦の場所もそうでしたが、今場所も共に戦い、共に喜び、共に苦しみ、共に悲しみ、共に学んだ場所になりました。
この経験を必ず来場所に生かして、必ず名古屋では優勝に貢献したいと思います。

今回多くの患者さん、友人、知人から激励のメールや電話を頂きました。心から感謝します。本当にありがとうございました。

稀勢関、本当にお疲れ様でした！名古屋で待ってます。熱い、熱い名古屋にしましょう！